ちんこ動画

ノンケがいる出会い系
一本のちんこ動画がある。これが人を神にするか悪魔にするかについては、見た人間の資質が問われるに違いない。
その動画でちんこをぶらぶらさせながらハーブティーを飲んでいるのは若い頃の私だ。そして、そんな私にかしづいてちんこを頬張っている青年は嘗ての私の恋人だ。この動画が外に流出した経緯については複雑なものがあるが、私たちにとっては既に過去の動画である。なぜならば、今はお互いに女性と結婚して平和な家庭を築いているからだ。
小さな恋愛をして奥さんと慎ましやかな生活を送っていた私にその動画が流出していることを教えてくれた人物がいた。私がゲイだった頃に付き合いのあった人物である。彼によると、このちんこ動画はネット上で拡散されており、該当者探しが始まっているのだと言う。別にその動画は誰かに見せるためではなく、恋人と思い出を共有するために撮ったものではあるが、私たちのクオリティーが絶賛されているそうで、この動画を見てゲイに転向したと言う人間さえいるらしい。
しかし、私はもうゲイではないのだ。身元が特定されて困ることはないが、彼らが望むことを私はもうできない。もう私は奥さんがいる立場なのである。嘗ての恋人も、今は連絡さえ取っていないが同様だろう。教えてくれた人物には、もし何かがあっても今の私については伏せてくれるようにお願いした。図らずもゲイのセックスシンボルのようになった事に対しては光栄ではあるが、あくまでも動画に映っているのは過去の私なのだ。
そんな折に、その嘗ての恋人から連絡を受けた。彼も当然、そのことについては知っていた。「俺はゲイに戻ろうと思う」彼はそう言った。ネットで評判になっていることを知り、改めてそのちんこ動画を見直して、当時の気持ちが蘇ってきたらしい。奥さんにはカミングアウトして、彼女が望めば離婚にも応じると言うことだった。そして、彼から「もう一度俺たちやり直そう」と言われた。もし、あのちんこ動画が発掘されていなければ、二度と湧き上がってはこなかった感情である。
私には即拒否することはできなかった。それは今の奥さんとの幸せに妥協している自分も感じていたからだ。複雑な思いを秘めながら、5年ぶりに封印していたそのちんこ動画を見た。恋人にフェラを受けて感じている表情のゲイだった自分の姿に、ノンケになったつもりだった私は不覚にも勃起していた。
無修正のノンケ
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